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平美濃返し その1

【角道開けない】平美濃返し【B級戦法】

今回は鳥刺し同様、角道を開けない戦法である平美濃返しという戦法を紹介してみます。
角道を開けずに引き角から左美濃に囲うという構想は何も飯島流引き角がオリジナルではなく元々あったマイナーな指し方の一つで、棋書としては「B級戦法の達人(1997年刊)」、「B級戦法の達人プラス(2002年刊)」に記載されています。他の棋書に載っているかはわかりません。基本の形はハッキリいって飯島流引き角と完全に同じです。まぁ引き角から左美濃に囲う形はコレ以外にないということでしょうが。飯島流引き角が世に出た時、「平美濃返しのパクリやん」という声も聞かれました。

まぁ基本は同じなのですが、平美濃返しは対四間飛車用のB級戦法であり、藤井システム対策という位置づけでもなく、他の振り飛車への対策という位置づけでもありません。飯島流引き角は藤井システムやゴキゲン中飛車をはじめ、他の振り飛車に対する指し方について飯島先生がまとめあげたものということになります。



第1図本筋の変化のみですが、おおよその流れを見ていきます。平美濃返しは鳥刺しと異なり、左銀は左美濃に用います。飯島流引き角と同じです(第1図)。

現代将棋ではやはり固さを軽視する戦法は勝ちづらく、鳥刺しは時代遅れの戦法、そこに固さをつけたすのが平美濃返し!
第2図平美濃返しは早々に▲3五歩と仕掛けて3筋歩交換をしながら角を移動させます。飯島流の引き角ではあまりやりません。▲3七桂に△3六歩とされて右桂が使いづらいためでしょう(第2図)。

が、逆に言えば右桂を使うつもりがない場合、すなわち右銀を活用する場合はこの手が成立します。一歩を手にして手得して早い仕掛けも狙えます。
第3図図のように左美濃に囲った後は、一目散に右銀を繰り出していきます(第3図)。

この展開なら3筋歩交換は先手に得となります。一歩を手にした狙いが以後、出現します。
第3図▲2四歩~▲2五歩と合わせて銀を繰り出すのが一歩手にした狙いです。これで後手はこの銀の進出を受けづらくなっています。

以後、一直線に進んで飛車交換必至の決戦模様に(第4図)。
第3図後手の角をはさんで飛車を打ち合い。こういう形は間に駒がある側が不利になりやすいもの。本譜結果図も▲4八角とぶつけて先手優勢です(結果図)。

先手が二枚飛車を手にすれば桂香を拾って美濃攻略は難しくないでしょう。ここまでの流れをコンピュータ解析させてみても、特別、不自然なココセ手はなく、有力な筋かと思います。


参考書籍:B級戦法の達人プラス(週刊将棋:毎日コミュニケーションズ)
[ 2014/07/09 21:06 ] ◎引き角研究 そのほか | TB(0) | CM(0)

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